技術

転倒リスクを数値で把握。すぐに対策

StA²BLEは、転倒の原因となる「身体機能」と「感覚機能」の両方を独自の技術で計測。結果を数値で「見える化」する、世界でトップクラスの転倒リスク計測装置。

計測方法

転倒リスクを1分で評価|持ち運び可能

計測は簡単2STEP!

STEP
デバイスを利き手に装着
STEP
両足を揃えて重心動揺計の上に立ち1分間、眼を閉じて腕を振り続ける
report
▶レポートが印刷される

StA²BLE導入のメリット

計測はわずか1分

わずか1分で転倒リスクを見える化

指先に装置を取り付け、1分間眼を閉じて重心動揺計の上で手をふるだけの簡単操作。

▶短時間で多人数の計測が可能


分かりやすい結果レポート|転倒リスク評価シート

「身体」「感覚」両機能を評価

身体機能に加え、従来の体力測定では測れなかった感覚機能を同時に計測。立位年齢をはじめ、数値化された様々なスコアを解りやすく表示した「レポート」がすぐに出力できます。

▶真の転倒リスクをレポートで表示


転倒予防体操|理学療法士監修|結果に応じてオーダーメイド

ぴったりな体操提案

理学療法学的知見に基づき、転倒に関わる身体・感覚系の能力を改善するための「個別転倒予防トレーニングプログラム」 を構築しています。StA²BLEで計測した結果に応じた動画を提供し、転倒しにくい身体づくりを応援します。

▶すぐに対策!転倒事故防止。

StA²BLEのテクノロジー

横浜国立大学発ベンチャーだからできる転倒に関する最先端の研究開発
島研究室のシーズを実現

大学院環境情報研究院社会環境と情報部門 

島研究室


ライトタッチコンタクト
ライトタッチコンタクト|転倒リスク評価

ヒトは何かに指先で軽く触れていると安定して立てるようになり、転倒しにくくなることが知られています(ライトタッチコンタクト)。 何かに触れたときの反力を振動で表現して指先に与えることでこの現象を仮想的に再現できることを発見し、全く新しい立位・歩行サポート法として小型転倒予防装置を開発しました。

何もない空間でライトタッチを再現 特許第6534010号ほか

姿勢安定用の補助装置 SciRep(2021) IEEE ISMICT 2013  etc


仮想ライトタッチコンタクト
仮想ライトコンタクト|転倒リスクの評価

指先への振動を急になくすことで身体にふらつきが生じ、そのふらつきの大きさやふらつきからの復帰能力に個人差があることを発見しました。この原理を応用し、転倒リスクや立位に関わる身体・感覚系の機能を評価する方法として立位機能計測StA²BLEを開発しました。

仮想ライトタッチによる立位年齢算出 特許第6569148号 ほか

仮想ライトタッチコンタクトを利用した立位機能評価システム IEEE BIOCAS 2015 etc


身体/感覚の両機能を評価
身体機能と感覚機能|両方の機能を計測

転倒リスク評価には、身体機能と感覚機能の両方を評価する必要があります。従来の転倒リスク評価では身体機能の評価がメインとなり、感覚機能の評価は難しいとされてきました。StA²BLEは重心動揺計から、個人ごとに異なるふらつき具合の周波数を解析することで感覚機能を評価することに成功しました。

両機能の評価が可能!!

データでみる立位年齢®

転倒歴あり群は立位年齢 が高い

転倒歴あり群は、なし群に比べて立位年齢が実年齢よりも高いことがあきらかになっています。※当社調べ

転倒歴あり: 61名(平均年齢:43.4歳)
転倒歴なし:102名(平均年齢:43.9歳)

転倒歴あり: 61名(平均年齢:43.4歳)
転倒歴なし:102名(平均年齢:43.9歳)

転倒歴あり群は立位年齢 が高い
運動習慣あり群は立位年齢 が若い

運動習慣のある、スポーツセンター定時利用者の立位年齢は同年代と比較して16歳以上若いことが認められました。  

転倒歴あり: 61名(平均年齢:43.4歳)
転倒歴なし:102名(平均年齢:43.9歳)

横浜市スポーツセンター利用者84名
平均年齢:71.4歳±8.7 平均立位年齢:55.1歳±17.7

運動習慣あり群は立位年齢 が若い
体操で立位機能若返り

個別の体操実施により従業員の立位年齢に若返りが認められました                 



※当社実測による

転倒歴あり: 61名(平均年齢:43.4歳)
転倒歴なし:102名(平均年齢:43.9歳)

食品加工会社 10名
実施期間:2カ月 体操実施:1回/週

体操で立位機能若返り

StA²BLE関連特許一覧

スクロールできます
特許の名称出願番号 (出願日)出願人発明者
姿勢安定用の補助装置
(登録済み)
特開2014-168590
特許6534010号
(出願日2013年3月4日)
(登録日2019年6月7日)
横浜国立大学
県立広島大学
広島大学
島 圭介,島谷康司,杉江研勇,栗田雄一,河野隆二,辻 敏夫
指標値算出装置,指標値算出システム,指標値算出方法およびプログラム(登録済み)特開2016-214671
特許6569148号
(出願日 2015年5月22日)
(登録日2019年8月16日)
横浜国立大学
県立広島大学
島 圭介,島谷康司,坂田茉実
指標値算出装置,指標値算出方法及びプログラム(登録済み)特開2018-149105特許第6853532
(出願日2017年3月13日)
(登録日2021年3月16日)
横浜国立大学
県立広島大学
産業医科大学
島 圭介,坂田茉実,島谷康司,泉 博之
姿勢安定用の補助装置特開2021-137504
特願2020-040301
(出願日2020年03月09日)
横浜国立大学島 圭介,上條冬矢,坂田茉実
転倒リスク評価システム、その評価方法およびその評価プログラム特願2022- 40749 
(出願日2022年 3月15日)
UNTRACKED株式会社島 圭介、坂田茉実
神谷昭勝、上條冬矢

StA²BLE関連論文

上條 冬矢,坂田 茉実,島 圭介,島谷 康司/身体揺らぎに基づく振動刺激制御による仮想ライトタッチ現象の評価/生体医工学,Vol. 58, No. 1, pp. 39-46, 10 March, 2020  DOI: 10.11239/jsmbe.58.39

坂田 茉実,島 圭介,島谷 康司/ライトタッチ現象の再現を目指したSensory Reweightingに基づくヒト立位制御モデル/計測自動制御学会論文集,Vol. 55, No. 11, pp. 674-682, 20 November 2019 DOI: 10.9746/sicetr.55.674

坂田 茉実,島 圭介,島谷 康司/仮想ライトタッチコンタクトを利用した立位機能評価システム/計測自動制御学会論文集,Vol. 52, No. 8, pp. 437-445, 31 August 2016 DOI: 10.9746/sicetr.52.437

受賞/採択歴

2024/1伊那市 転倒リスクを見える化する 健康測定会の実施
2023/12第38回「神奈川工業技術開発大賞」奨励賞受賞
2023/11横浜国立大学「JST共創の場形成支援プログラム地域共創分野の育成型」に参加決定
2023/8-12伊那市 転倒リスクを見える化する 健康測定会の実施
2022/12横浜市 スタートアップ社会実装推進事業に採択
2022/12慶應義塾大学 第7回健康医療ベンチャー大賞 準優勝オーディエンス賞受賞
2022/12三菱総研「ICF Business Acceleration Program2022」オーディエンス賞受賞
2022/6Plug and Play Japan アクセラレータープログラムに採用
2022/62022年度 LIP.横浜トライアル助成金 交付対象事業に採択
2022/ 4「第34回中小企業優秀新技術・新製品賞」一般部門優良賞を受賞
2022/3厚生労働省がStA²BLEの実証報告書を公開
2022/2第2回 技術シーズの 社会実装化助成金 はまぎん財団 Frontiers大賞受賞  
2021/12日経Healthtech/SUM2021最優秀賞
2021/2かながわビジネスオーディション2021 神奈川県信用保証協会賞受賞
2020/10第1回ケアテックグランプリ 最優秀賞・オムロン賞・日本ユニシス賞受賞
2020/10第2回ヘルスケアベンチャー大賞大賞受賞
2020令和元年度補正 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金採択