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■ StA²BLEでの立位年齢®測定は誰にでもできますか? 

立位年齢®測定は基本的には目と両足を閉じた状態で行います.そのため,目と両足を閉じた状態で自立できる方であれば測定可能です.また正確な立位年齢®は算出できませんが,開眼,開脚状態で自立できる方であれば測定することができます. 

 

■ 測定時間はどのくらいかかりますか?

1分間の計測と説明を含めて3~5分程度で測定が可能です. StA²BLEは医療機器ですか? あくまで転倒のリスクを数値化する装置であって,認可を受けた医療機器ではありません.治療や訓練の方針策定のための参考として利用可能です.

 

■ 立位年齢®って何ですか?

感覚刺激の変化に対する強さを年齢として表現したものです.これまでに加齢や転倒リスクが高いと,感覚刺激が変化した際に身体のふらつきが大きくなることがわかっています,立位年齢®は,このふらつきの変化やふらつきからの復帰能力を総合的に評価したものです. 

 

■ どのように立位年齢®を測るのですか?

測定前に,利き腕にリストバンド型のデバイスと人差し指に振動するセンサをとりつけます.そしてセンサをつけた方の手を軽く振りながら,目を閉じて静かに1分間立っている状態を測定します. 

 

■ 立位年齢®を若返らせることはできますか?

トレーニングや運動を継続的に行うことで立位年齢®が若返ることを確認しています. 訓練プログラムとは具体的にどのような事をしますか? 立位機能検査で得た自身の転倒に対する“弱さ”に応じて立位機能を改善するための訓練プログラムを構築します.そして,評価から改善訓練までをサポートする新しい転倒予防法を提供します.「筋制御トレーニング」「身体認識トレーニング」「感覚柔軟化訓練」を三本柱に理学療法学的知見に基づく立位年齢®の若返り訓練を支援します。 

 

■ StA²BLEを施設に導入することはできますか? 

StA²BLEではWebカメラと重心動揺計を用いて1分間の揺れを計測します.Webカメラで全身を撮影するためには重心動揺計と1m~2m程度離す必要があるため,計測スペースとして2m×2m程度を確保できれば導入可能です. 

 

■ 「仮想壁」とはなんですか? 

指先に振動を与えると安定して立てることがわかっています.これは何かに触れた際の反力を再現したもので,“見えない壁”に触っている状態であるといえます.私たちはこの“見えない壁”を仮想壁とよんでいます.

 

■  立位年齢®の算出はどのようなメカニズムですか?

システムでは,測定した1分間の身体の揺れからバランス能力や感覚の能力を評価する様々な指標を算出します.算出した指標から若年者の平均を基準として得点化し,1,400名を超えるデータベースに基づいて独自に開発した立位年齢®モデルを用いてから立位年齢®を推定しています.

 

■ 立位姿勢保持支援システムにはどのような効果が確認されていますか? 

立位姿勢保持支援システムでは身体のふらつきを低減してより安定して立ってたり,歩いたりできることを確認しています. 

 

■ 立位年齢®が実年齢より高くなるのはどのような要因が考えられますか? 

過去に転倒したことがあったり,ふらつきやつまづきといった症状を感じている人に立位年齢®が高いことを確認しています.そのため,立位年齢®が実年齢より高い場合には転倒リスクが高い可能性が考えられます.

■ 立位年齢®が実年齢より低くなるのはどのような要因が考えられますか? 

特に日常的な運動習慣がある方は立位年齢®が低くなる傾向を確認しています.このため,日常的な運動などによって立位年齢®を若く保つことができる可能性があります. 

 

■ 立位年齢®の測定は体調などによって変化することはありますか? 

風邪などの体調不良がある場合,立位年齢®が高めにで算出される傾向があります.また,酒酔い状態にあると正確な測定ができません. 

 

■ StA²BLEによる測定の実績は何例くらいありますか? 

これまでにデイサービス施設や計測体験会などで計1,400名以上の計測を行っております.

 

■ 今後はどのような応用を考えていますか? 

立位年齢®測定に関しては,転倒リスクを評価するのみでなくトレーニングやリハビリテーションの効果を評価するインデックスとしての応用が考えられます.また立位姿勢保持支援システムにおいてはデバイスの小型化の実現によって,より日常的に姿勢を安定化させることがを実現できる可能性があります.

 

 ■ 立位年齢®の測定はなぜ眼を閉じて行うのですか?

StA²BLEでは,指先に振動を与えて安定した状態から急に振動をなくすことでふらつきが生じる現象を応用して評価を行っています.この現象は特に目を閉じた状態で個人差が大きく生じるため,目を閉じた状態で測定を行っています. 

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